・医療的ケア児・障害児は体の大きさ体の柔軟性など様々であり、一般的なSMLで賄えない。
・消費者に何が受けるのか分からない。
・収益を伸ばすには情報をどれだけ届けられるかにかかっている。
今日はリサーチしたことの内容を書きたいと思います。
私の周りには会社員しかいなかったので、起業するとはどういうこと?何からすればいいの?と全く起業のイメージはできていませんでした。
とりあえず個人事業の始め方という本を読みました。本には「個人事業は狭いニーズを狙うべき、すき間商品を特定の人に提供すれば成り立つ。すき間を探し出すにはリサーチしかない。」と書いていたのでリサーチを実践することに。
リサーチの項目
□事業を行うジャンル
□ジャンルの成長性
□ジャンルを細分化したときのニーズ
□事業を行う地域での成長性
□ライバル(同業者)の数
□細分化したときのライバルの数と特徴
□ライバルの強みと弱み
□細分化したときの地域での成長性
同業としては医療的ケア児・障害児に対して商品を出しているところになるので、私調べでは「パレットイブ」「ひよこ屋」「チャーミングケアモール」「SKIP&CLAP」の4社が当てはまるかと思い、問い合わせてみることにしました。
まずは状況が一番近い、パレットイブの社長さんに話を聞くことにしました。
起業するに至った経緯は、毎日のケアで楽しみを見つけるために使うかわいい小物や服をお子さんに作っていたそうで、それをみた他のママたちからの「売ればいいのに」の声にやってみようと思われたとのことでした。そこから、起業塾に通い、パレットイブを立ち上げたそうです。
パレットイブが起業するタイミングと世間に医療的ケア児という言葉が広がったタイミングが一致したこともあり、新聞社からパレットイブに問い合わせがあり、新聞に掲載されると、新聞を見たデザイナーさんから連絡があり、そのデザイナーさんとともにパレットイブを経営されているということでした。
新聞に載ると、一部の人から障害児の子供をだしにして商売をするなんてありえないと言われることもあったそうですが、同じような境遇の多くの家族に笑顔になってもらいたいという理念から商売を続けることにしたということでした。私も障害のある子供を育てた経験で困ったことを他のお母さんたちも同じことで困らないように何かお手伝いがしたいと思い起業をしたいと思ったので、その気持ちにはとても共感しました。
商品を開発する時に気を付けているのは、障害児が使いやすい前あきロンパース服などは大手が少しずつ出し始めているため、手を出さないようにしていて、大手が分からない、医療的ケア児専用の小物に目をつけたと。パレットイブさんの強みは専門部分をうまくついていて、なおかつかわいいから使ってみたいと思えるデザイン性があることだと思いました。
ひよこ屋は衣服、チャーミングケアは福祉雑貨、SKIP&CLAPは吸引機に特化した商品に力を入れているなと。
ネット上にはいい商品が色々あるけど、それぞれのお店にたどり着かないといい商品には出会えないから、私はそれらの商品を一か所で売ることで色んな発見があるお店にしたいなと新たに考えが固まってきました。
また、すべてのショップはネット販売ということで、実店舗となると対象者が少なくて売り上げにつながらないのかなとも思ったのでまずはネット販売で進めていくべきなのかなと。
今、医療的ケア児は年々増加傾向になるので、今後も子育てに困るママはたくさん出てくると思うのでその手助けができるようなショップを作りたいなと改めて意志が固まりました。